社団法人 姫路青年会議所
はじめに

2000年度(社)姫路青年会議所 
第44代理事長  岡田 和也

(社)姫路青年会議所は創立されて43年間に渡り、我がまち姫路をより多くの人々に愛され親しまれる事を念頭に、「明るい豊かな社会」を目指してまちづくりの活動を行なってきました。

44年目を迎えた2000年度、(社)姫路青年会議所は「楽することなく楽しもう『はれ』を感じるまちづくり! 大好きなまちを大好きなひとと」をキーワードに持って活動しております。自発する気持ちの現れとして姫路JCを楽しみ、我がまち姫路を楽しみ、明るい豊かな社会の実現を目指します。

ここ近年、社会生活の根底をささえる経済は転換期を迎えたと言われています。右肩上がりの経済伝説の崩壊、そして阪神・淡路大震災という未曾有の災害に直面した私たちは、成長から成熟への時代の変化を感じています。またハードの時代からソフトの時代と言われる今、そのソフトを創り出していく姿をまちに表現していく年代の責任を感じています。

間近に(社)姫路青年会議所が45周年をひかえ、また、21世紀の扉が開かれようとする今こそ、私たちJAYCEE(=JCメンバー個人)が、この大好きなまち姫路の未来、まちづくりに、責任ある確かな手応えを感じながら活動を行なっていきます。

 こんな言葉があります。「ローマが偉大だから人々はローマを愛した。」のではなく、「人々が愛したからローマは偉大になった」。そこで「私たちの大好きなこの姫路はどうなっていくのだろう?」、「愛する子供たちの将来はどうなるのだろう?」、「私たちを育んでくれるこの地球は大丈夫だろうか?」、こんなひとりひとりの「思い」を形にして行く事。そしてこの「思い」をつなげていく事。それは私たちJCの起業、「しごと」ともいえます。そしてJAYCEEの「思い」をつないでいく事、市民のみなさんとこの「思い」をつないでいくことが「明るい豊かな社会の実現」への一歩であると考えます。

 ハードの時代からソフトの時代に、2000年度(社)姫路青年会議所は「このまち姫路が好きだ。このまち姫路で暮らすことを誇りに思うように」を切り口に人々が『生き生き活き活き』とした魅力溢れるまち、まちを楽しむソフトを創り出し実践する人たちで溢れるまち、このまちが大好きだという郷土愛に満ち溢れた人たちがいるまちを目指し、「あ!WAず(アワーズ)GARDEN(ガーデン)2000」〜何かいいことあるかな〜を開催致します。これは、NPO(市民活動団体・ボランティア団体・特定非営利活動法人等)で頑張っている人たちが「思いを伝える場」・「成果発表できる場」・「貢献できる場」としてやり甲斐や充実感を味わい、会場に来られる全ての人たちが、自発的に市民活動へ参加しようと思いたつ「気づきの場」・「自発する場」となるようなみんなの「はれ」を感じていただける楽しいイベントです。

 このイベントを通じて、市民・行政・企業・学校相互のパートナーシップ形成やNPOの新たなネットワークの構築、そして資金・人材・もの・情報が循環する社会システムづくりの第一歩となることを期待しています。

(社)姫路青年会議所一同が一丸となり開催致しますまちづくり運動に、今度ともご理解、ご指導、ご協力の程宜しくお願い申し上げます。