2014年11月18日(火)

2015年度 理事長候補者のご紹介

第59代理事長候補者

riji

【氏名】福岡 弘崇 (ふくおか ひろたか)

【JCにおける経歴】
2006年 入会
研修特別委員会 委員
NEXT姫路策定特別委員会 委員
2007年 ローカルマニフェスト推進委員会 幹事
2008年 広報・情報委員会 副委員長
2009年 拡大・交流委員会 委員長
(兵庫ブロック)JCプライド実践会議 委員
2010年 ひとづくり室 室長
2011年 副理事長
(日本JC)クオリア型経営確立委員会 委員
2012年 監事
2013年 監事
2014年 副理事長

2015年度 理事長所信

感じよう!愛を!そこから始まる想いのバトンを未来へ繋げ!!

【はじめに】

我々を取り巻く環境は、経済面から見るとリーマンショックから始まった世界的大不況から約4年の横ばいの経済状況が続き、未来に希望を見る事ができずに、雰囲気的にも暗い状況が蔓延していました。しかし2013年頃から経済は回復の兆しを見せ、リーマンショック前の状態まであと一歩の所まで回復しています。その証拠にメディアでは大手企業の業績回復や賃金のベースアップ、個人消費の伸びなどが報道され、人々の心に未来に期待できる明るい気持ちが生まれかけているのではないでしょうか。しかしその反面、中小企業やそこで働く多くの人々は日本経済と同じ様な景気回復を実感するまでには至らず、消費税率8%も実施され、近い将来には10%も視野に入れなくてはならず、海外では内戦寸前のウクライナやタイではクーデターが起こるなど、様々な不安要素が存在しています。

一方、我々の姫路に目を向けると、5年間に渡る姫路城の改修が終わり真っ白な姿が徐々に見えるようになり、2015年3月には再オープンが予定されるなど、我々姫路市民はどこか晴れやかな気持ちになり沸々と姫路に対する誇りが再醸成されていると感じます。

我々公益社団法人姫路青年会議所にとっても全国会員大会実施から10年目を迎え、公益社団法人となり様々に変化してきました。そんな変化を体感してきた会員は、変化を希望への進化と捉える部分と、変化によって失われてしまう部分があるのではないかという不安を胸に秘めている会員も多いのではないでしょうか。

そんな現状から、我々姫路青年会議所会員も、そして市民も、「未来への不安」と「明るい未来への期待」と言う相反する気持ちを胸に生きているのではないでしょうか。しかし、そんな今だからこそ、キッカケさえあれば未来に対して期待や希望が膨らんでいく可能性が大いにあると考えます。

青年会議所は常に地域のリーダーとして、人々の意識を変革する団体として、一歩先を見据えなくてはなりません。一歩先を見据える為には、夢を見る力、夢を広げるキッカケを作る力が必要です。その力を今年度は更に力強くし、胸を張って「未来へのバトン」を繋げられる存在になろうではありませんか。

 

【LOM運営基本方針】

公益社団法人姫路青年会議所は2011年に作成された5年間の指針である「夢ふくらむ姫路」創造プロジェクト2011のもと、力強いLOMを目指して日々運動を続け、今年はその4年目を迎えます。そして目前に60周年が迫っています。また2012年に公益法人格を取得してから3年目になり、その本質は不変ではあれ、組織運営としては様々な問題点や研究していかなければならない課題が浮彫になりました。おそらく60周年には5年先を見据えたグランドデザインが策定され、新たな未来への一歩を踏み出すことでしょう。

その中期計画をする目前である今年度は力強いLOMを目指す為に、今後進むべき道を模索しながら、JCとは何か、それぞれに与えられた役割の意味が何なのかを再認識し、常にそこに込められた意味は何なのかを考え行動する事で様々な事を学び、それを次世代に伝える意識を持ち続ける必要があると考えます。学んだ事を次世代へと伝える事を意識する事で更なる学びがあり、その繰り返しによって仲間を、そして姫路青年会議所を愛する気持ちが育まれるのではないでしょうか。そんな想いのバトンが受け継がれ、時代の変化にも揺るがない姫路青年会議所の信念や理念が変わらず続き、希望の持てる未来を創造する力が繋がって行くと確信しています。

 

【2014年度重点事項】

1.愛され続けるまちづくりに関する事業

2.愛し愛されるひとづくりに関する事業

3.愛に満ちたJAYCEE育成に関する事業

4.愛あふれるLOM創造に関する事業

 

1.愛され続けるまちづくり

2014年には新しい姫路駅とその周辺がほぼ完成し、大河ドラマ「軍師官兵衛」が放送され、姫路城の改修も終わり2015年3月には再オープンが予定され、お城祭りの実施が5月に変更になるなど、姫路の中心部は様々に変化し、また活気づいています。そんな今だからこそ、新しく生まれ変わったお城周辺において、3年目を迎えるHIMEJI DREAM FESTAと9年目を迎えるあかり事業の可能性を改めて示す絶好の機会だと考えます。しかし、何年にも渡り継続している事業だからこそ、今一度その方向性を見直し、変化する状況に対応し、将来を見定め、進むべき道を明確にし、同じ意識を持って進む必要があります。

姫路青年会議所は単年度制故、継続事業を行う難しさはありますが、継続する事によりこの事業に愛着を持っていただける方も現れ、まちを愛する気持ちが広がった事は確かです。事業自体をただ肥大化するという意味でも、同じことを繰り返すという意味でもなく、一歩先を見据え、この輪を広げる運動をどう積み重ねるのかを考え、行政・学校・NPO・市民等と更なる繋がりを持ち、協働の場として、また我々の運動発信の場として市民に愛され続ける空間にしていきましょう。そうする事でより効果の高い運動へと進化し、まちを愛する輪が広がると確信しています。

 

2.愛し愛されるひとづくり

2014年から小中学校における土曜授業の再開にともない、学校現場における学校・企業・NPOの参加が模索されており、現に公益社団法人日本青年会議所においては「徳パック」が作成され、地域での活用が望まれています。

我々姫路青年会議所は今までも様々な青少年育成を中心としたひとづくり活動を実践してきましたが、教育現場の変化は我々の経験と想いをさらに広げるチャンスであると考えます。土曜授業に関しては、まだ始まったばかりのシステムであり教育現場自体も模索している段階ですが、未来を見据えて学校教育を含んだ地域に根付く事業を模索していく必要があると考えます。

また、国際委員会が復活し2年が経ちました。国際を考える時、必ず言葉の壁が問題になります。確かに言葉は強力なコミュニケーションツールではありますが、逆に言うと、ツールの一つにしかすぎません。各国の言葉を習得するのにはかなりの時間を要す事から、我々はそこに頼らない国際観を身に付けなければなりません。

この2年間で相互理解と発信に重きを置いたコミュニケーション能力の強化を実践し、受け入れと発信、双方の力が付いたと言えます。3年目を迎えるに今年度はその両方を同時に実践する中で、我々が当り前だと思っている事が、我々のアイデンティティだと実感するでしょう。その実感こそが国際観を養う事だと考えます。

姫路青年会議所には公益社団法人日本青年会議所やJCIというネットワークがあり、我々の活動・運動の幅を大きく広げてくれます。そのネットワークを最大限に活用し、ひとづくりという大きなテーマに愛をもって真摯に向き合い、愛し愛される人材育成に努めてまいります。

 

3.愛に満ちたJAYCEE育成

姫路青年会議所は全国的に見ても大規模LOMであり、だからこそ様々な役職があり、多用な経験ができる魅力のある組織だと断言できます。中でも研修特別委員会における新入会員の研修、またそれを通じた同期の結束、例会における会員資質の向上、会員拡大に特化した委員会の設置による魅力の再認識と伝播などが挙げられます。その証拠に姫路青年会議所はここ近年会員数を増やし続けております。しかしこれから2年間で会員の約三分の一が卒業してしまいます。この2年間だけを見ても、会員数を維持していく事だけでも容易ではありません。一歩先を見据え、会員数はもちろんの事、在籍年数を意識した会員拡大を行うと同時に、我々現役会員が自らの組織の魅力を再認識し愛に満ちたJAYCEEとして成長し、より想いの詰まったバトンを次世代に渡す事を繰り返していかなければなりません。そんな魅力のある団体であり続けるために、本年度は愛に満ちた人材の育成に努めてまいりましょう。

 

4.愛あふれるLOM創造

姫路青年会議所は公益社団法人格を取得し3年目を迎え、姫路青年会議所の理念や伝統を変えずに公益社団法人として適応すべく、ここ数年様々な試行錯誤を繰り返してきました。LOMの未来を見据え、我々の組織の根幹が変わらず存在できるように、様々な問題を解決し迷う事無く確かなLOM運営ができるよう努めていかなくてはなりません。

また、多くの委員会や役職があろうとも、我々は姫路青年会議所という一つの組織であり、その全員が支え合う仲間である事を再認識しなければなりません。そのために仲間として集う機会を設け、仲間と共に仲間の為に積極的に参加し、また対外の人々と組織として接する事で、本当の意味での仲間の結束を高めようではありませんか。そして、我々には愛を持った偉大な先輩方が大勢おられます。そんな先輩方から様々な事を受け継ぎ、我々現役会員が後世に伝えられる力を磨こうではありませんか。

そして一致団結して行う運動を、時代に合わせて効率的・効果的・戦略的に発信していかなくてはなりません。現代は様々なツールにあふれています。時代や歴史に臆する事無く様々な手法を通した広報にチャレンジし、我々の運動を多くの人々に伝え、協働の輪を広めていきましょう。

 

【最後に】

私が姫路青年会議所に入会した当時は「どうせやるならやらされるのではなく、自分が納得のいく、自分にとって意味のある事をしよう」という自分にとって価値のある事だけに目を向けて過ごしていたような気がします。それから9年間、様々な人に出会いました。年々大切にしたい仲間が増え、素晴らしい先輩に出会い、その人の力になりたいと思い、気が付けばその人の為に何かをしようという気持ちに変化していました。今思えば、その年々の役職を執行する人の背中から、何のためにその役職があるのか、そもそもJCとは何なのかを教えていただくと同時に、いや、JC活動を通じて、人間としての生き方を教わったと言っても過言ではありません。そんな人との出会いに私は感謝していますし、全ての会員がそんな出会いをし、姫路青年会議所とそこに居る人々を愛する気持ちを持って欲しいと願い、今年度理事長という大役を引き受ける覚悟をしました。

人は自分の為に行動する時は100%の力を出せるかも知れない。だけど人の為に行動する事で100%以上の力を発揮する事ができるのです。そして気が付けば自らの限界を大きく突破し成長する事ができたのだと実感するでしょう。

その経験こそが次世代にバトンを繋ぐ愛を育むのだと信じて・・・

豊かな自然と積み重ねられてきた歴史に感謝し、姫路のまちの未来に希望が満ちる様、市民、行政、各団体の皆さまとより一層の連携と協働を行い運動を展開します。

理事長あいさつ
第59代理事長候補者
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