未来情報委員会が残したもの
未来情報委員会の活動は、言い方を帰れば「布教活動」をしているようなものだ
と思います。1月例会の理事長挨拶でも述べさせて頂きましたが、「いいことをど
んどん語っていこう。恥ずかしがらずに語っていこう」ということを実践して下さ
り、素晴らしい成果を上げられた委員会であったと思います。また「広域のまちづ
くり」を私の所信通りに実現してくれた委員会のひとつであったと、理事長として
心からお礼を申し上げたいと思います。
欲を言えば人間きりがないですが、辛口のコメントを言わせて頂ければ、理事会
メンバーの8割がパソコン通信の環境を整えることができましたが、「あとの2割
はどこにいったの」というようなこと。また委員会メンバーについても、みんなが
このことを理解して一丸となって進めたのかということ。委員会が100%理解で
きなければLOMの200名以上が絶対理解できるはずはないのです。
このような部分については、青年会議所の委員会事業としては反省し、今後につな
いでいってもらいたいと思います。
次年度は未来情報委員会という特別な委員会はなくなりますが、それを総務委員
会と広域政策委員会が引き継いでいくことになります。総務委員会が情報化に取り
組むというのは、大変大きな価値があります。青年会議所が組織として情報化を推
進していくためには、この委員会の努力なくしてこれからはないでしょう。
今後も限りなく理解者を100%に近づけるという「ボトムアップ」活動への努力
を行って頂きたいと思います。 またまちづくりをテーマとする広域政策委員会に
は、決して立ち止まることなく前を向いて前進して頂くことをお願いしたいと思い
ます。市民のひとりとしてはりまの街全体が情報化の波に飲み込まれることなく、
気がつけば取り残されてしまっていたということのないよう、未来に向けて着実に
進んで下さい。

姫路の左右に位置する神戸と岡山は、確実に未来情報都市に向けその基盤を充実
させています。何もしなければこの街は絶対に取り残されてしまうという危機感を
全員で持って事業展開をぜひやって頂きたいと思います。
パソコンなんて言うほど難しいことはありません。ワープロの打てなかった私で
も、パソコン通信をしているのです。いやがおうなしに情報化の波が押し寄せ、企
業としても積極的に取り組まなければ生き残っていけないような時代がもう来てい
るのです。そこに来ているのではなく、もうここに来ていることをひとりの青年経
済人としてまず自覚していかなければならないのです。
オートメーションの工場の中で、「自分だけはハンドメイドだ」と職人気質のこと
をいっていても、それは仕方のないことです。
それを本当に痛切に、これからも訴え続けたいと思います。
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