社団法人姫路青年会議所

北野理事長インタビュー


本気でやる気!感動と行動のJC運動

 我々を取り巻く社会は様々な諸問題に直面しています。未来社会といわれた21世紀をまじかに控え、今 一度JC運動の本質を見直す必要があるのではないかと考えます。
本年度(社)姫路青年会議所は、創立40周年を記念として作成されたアクションプランを指針として、現実か ら目を背けることなく「JCとして今出来ることは何?」から始まる運動を本気を出してヤル気を持って行なっていきたいと考えております。

自分一人くらいやらなくても…

(社)姫路青年会議所を取り巻くここ数年のメンバーの意識は、一種のしらけムードともいえる。自分がやらなくてもいいんじゃないのという雰囲気があるようにさえ、感じられます。もちろん一生懸命活動している人もたくさんいます。しかし、自分を活かす好機を放棄してしまっている人がいることも事実です。
 月1回の例会、委員会、そして、様々な事業には、いろんな価値観を持った人が参加します。何事も真剣に議論し、自らが主体となり参加、行動してこそ、感動が生まれるのではないでしょうか。

40周年 行動元年(アクション元年)をうけた41年目

(社)姫路青年会議所は、40年の歴史で培われた精神を大切に守りつつ、45周年を迎える2001年に向けて、新たなステップを踏み出しました。飛躍しすぎず、かといって停滞せず…。毎年、形を変えてバンバンと花火を打上げるのは簡単ですが、それが本来の目的ではありません。 JC運動は「不連続の連続」なのです。決してテクニックに走ることなく一段階段を上がっては、次の階段を築く。そんな地道な工夫と努力の積み重ねがJC運動だと思います。単なる形の継承ではなく、永々と流れるその運動の目的や精神を継承し、具体的行動を起こす年でありたいと考えます。

広域的な視野でまちづくりを考えよう

姫路市は過去いろんな町や村が合併して現在に至っております。当然のことながら、姫路の中でもいろんな歴史や文化が混然となって存在し、整合性が保てられた状況とはいえません。そんな現況で何故広域的な視野で姫路を見てゆかなければならないか。素朴な疑問が湧いてきます。広域、例えば、播磨と いう地域で考えるならナンバーワンを目指すべきかなのか。オンリーワンを目指すべきなのか。姫路が果たすべき役割は何なのか。播磨の各市民が利害を超えてお互いに補完できることは何なのか。各々が同じような規模の会館やスポーツ施設を造って意味があるのか。ややもすればミニ東京を目指して自己満足してまう。 視野が狭いとどうしても、このようなことになってしまいます。広域的な視野に立って、各町村が利害を超えて意見(情報)交換してこそ、各々の果たすべき役割が見えてくるのではないでしょうか。決して根拠のない理想を求めるものではなく、現実可能な範囲であり、そして、事業等を通じて現実のものにしようと運動をします。
我々が設立した「はりまインターネット研究会」においてもその理想の実現化に向かって広域的に産官学様々な方々と情報交換をしていきますし、(社)姫路青年会議所のホームページなどを通じ、広く情報開示を行なってまいります。