10月例会理事長挨拶要旨

 

「大好きなまちを 大好きなひとと 楽することなく楽しもう」


理事長 岡田 和也 君

皆さん、こんばんは!

いよいよ秋も深まってまいりました。

姫路の地でも、いよいよ各地で秋祭りが盛んになってまいりました。

今現在頑張っている方、終わられた方、今から役回りの大変な方と色々いらっしゃると思います。

各企業、お店も年末に近づき、ご商売も今まさに一踏ん張りしなければならない時期だと思います。

青年会議所も12月に向かって、詰めを行っていく大事な時期に差し掛かってまいりました。

 

そんな中、(社)日本青年会議所全国会員大会福山大会が開催されました。

大会中の10月5日、(社)日本青年会議所の理事会が行われ、

2003年度の全国会員大会開催地が決定されました。

2003年度の主管は(社)福井青年会議所に決まりました。

(社)福井青年会議所にとっては本年がエントリーして3年目であり、

LOMで開催を決議されてから10年の期間を経ての決定となりました。

(社)福井青年会議所のこれまでの素晴らしいご尽力に敬意を表し、

2003年に素晴らしい大会が開催されることをご祈念申し上げます。

 

これで、全国会員大会の主管は、

2001年度大阪、2002年度旭川、2003年度福井となりました。

私たち全員もこれを共有して認識し、

今後、私たちが目指していくものを確かなものとしていただきたいと思います。

全国会員大会の理事会において

3年後の主管が決議されることも確認していただきたいと思います。

 

翌日の10月6日に749LOMの理事長が出席する総会が開催され、

次年度の人事案件とともに、「2000年代運動指針」が決議されました。

これは今後10年間の青年会議所運動の「道しるべ」であります。

LOMに発送されますので、事務局からもお知らせ出来るようにしたいと思います。

 

その中で、90年代後半から私たちが活動してきたこと、

「豊かさとは何か」について語られています。

95年には、「阪神淡路大震災」が起き、

今後「豊かさ」とは何を示すのか考えさせられました。

21世紀に向けて大事なことは、

個人が自立して「個」を大切にすること、

みんなのこと「公」を大切にすること、

の両輪であります。

まちづくり、企業、家庭にとって人間力「ひとが大切である」ということです。

21世紀に向けて、「ひとの大切さ」を今一度見つめ直すことが必要であります。

 

(社)姫路青年会議所は全国会員大会を誘致していくことを決議致しました。

しかし、これは私たち、また子どもたちが

「姫路のまちに住みたい」と言える「まち」にしていこうとする

一つのツールであるということです。

先月の例会での理事長挨拶では

その内容を深めていかなければならないと話しましたが、

「ひとの大切さ」を今一度見つめ直していただきたいと思います。

 

全国会員大会において中心的な活躍をされる

(社)日本青年会議所の委員会に全国大会運営会議があります。

本年度、(社)姫路青年会議所からは

幹事として黒田哲郎君をはじめ4名の方が出向されております。

又、次年度では全国大会運営会議に樋口雄君が出向されます。

大会後の式典で、ご出向された方々の素晴らしい笑顔を拝見し、

又、この方々が(社)姫路青年会議所に戻ってきて更なる活躍をされるかと思うと、

非常に頼もしく思えました。

やはり大事なものは「ひと」なんだということを再認識し、

この方々とともに、ご尽力していただきたいと思います。

 

本日の例会では、この後総会が行われます。

物事の決議のやり方には、

定款でも定めてある青年会議所の総会のように多数決を採る方法、

全員一致による方法、

全員で話し合ってみんなでコンセンサスをとる方法

の3つがあると思います。

3つ目のみんなで寄り合って意思の疎通を図るやり方を

社会学的には「ラフコンセンサス」と呼びます。

将来、これからみんなで進んでいく社会にはこの「ラフコンセンサス」というものが、

非常に大切になっていくであろうし、

みんなで情報の共有を図ることが重要であると思います。

 

本日、ほとんどの新聞の第一面には、

日本の国の財務諸表、いわゆるバランスシートが掲載されておりました。

青年会議所でも同様に毎年財務諸表を作成しますし、

企業においても決算期ごとにバランスシートを作成します。

同様に、国においても情報公開されるのが当然であると思います。

今回、国として初めてバランスシートが発表されましたが、

だいたい3通りの見方があったように思います。

いずれにしても、みんなで知っておくことが大事ですし、

全員が興味をもって見ておくこと、

難しいことと考えずに楽しめば良いと思います。

家族、青年会議所、企業、国、突き進めて言えば、

私たちの住んでいる地球においても同様であると考えます。

 

「2000年代青年会議所運動指針」の中に、

皆さんへのメッセージとして連ねてある文章があります。

最後にそれを紹介したいと思います。

………

二度とない人生だから、志を高く持とう。

愛する豊なまちだから、夢をかたち変えよう。

………

本日は、新入会員のミレニアムクラブの皆さんが

自分たちの住む姫路のまちについて活動した事業の報告があります。

どうか、ご静聴いただきたいと思います。

又、例会委員会による講演会があります。

本日は(株)船井総合研究所から唐土先生をお招きしておりますので、

講演を聴いて、皆さんのリーダーとしてのスキルアップを図っていただきたいと思います。

 

最後に、本日の10月例会が21世紀に向かって、

メンバーの勇気とチャレンジ精神がワクワクする例会であり、

今後の皆さんの青年会議所活動が有意義に成し遂げられることをご祈念申し上げまして、

10月例会理事長挨拶とさせていただきます。

ご静聴、誠に有り難うございました。