社団法人 姫路青年会議所



 2001年度理事長 所信

 

はつらつと、明るく「夢」を追いかけよう!

    〜きっと何かが、見つかるよ〜

 

〈はじめに〉

「青年会議所ってなんだろう。」「青年会議所ってなにをするところだろう。」とわからないまま入会した青年会議所。入会して先輩に何度もこんなことを言われました。「先ずは委員会、例会、事業、各種大会に参加してみなさい。そこにはきっと何かがあるよ。」これが私の青年会議所活動の基本になっていきました。セクレタリー、副委員長、委員長他いろんな役割の中で自ら動き、汗し、体でぶつかっていくことが人とのふれあい、出会いを生み、そして、素晴らしい一生涯のネットワークを生み出してきました。

 考えることは誰でもできること。しかし、行動に移せるのは若者の代表であるJAYCEE(個人)の特権です。そんな機動力、フットワークを生かし、躍動感溢れる青年会議所運動を追いかけてみましょう!

「きっと何かが、みつかるよ。」

 

〈LOM運営基本方針〉

 1957年、第2次世界大戦後の荒廃した私たちのまちを、私たちの国を復興させたいという「若い力」が、全国で114番目の青年会議所として姫路青年会議所を誕生させました。以来、メンバー全員が、私たちのまちを明るい豊かな社会とするために、精一杯の青年会議所活動に取り組んで参りました。その礎をもとに私たちは、21世紀の幕開けである2001年、創立45周年を迎え、未来に全国会員大会誘致・開催という大きな夢を描き、挑戦し続ける情熱をもったパワーアップした組織を目指し行動します。

 

みつけよう!ネットワークの力

私たちは阪神淡路大震災において西日本側の支援LOM窓口として、組織的、安定的か

つ継続的な復興活動を行いました。そして各地域でそれぞれの「思い」を持った人が自発的に行動することが「社会的豊かさ」に繋がることを実感しました。1996年に開催した「あつまろうや!姫路」では人と人のふれ合いの場を提供し、コミュニティ空間を創出し、新たなまちづくりネットワークが始まりました。そしてNPO法施行を背景に近年のNPO支援セクターの設立への検証を進める中で、2000年、「あ!WAGARDEN2000」とアワード事業「はりまNPO・ボランティア大賞(アワード)2000」を同時開催しました。培ってきたネットワークを活用し、楽しいイベントに参加・参画することにより「人・情報・金・ものの循環する新社会システム」のあるべき姿を世に問いました。青年会議所の持つ様々な資産を有益な資源にかえていくことにより、私たち(社)姫路青年会議所は「豊かな社会」の実現に向けた運動に、はつらつと、明るく夢を持ち続けましょう。

 

今一度、自らのこととしてみつけよう!「姫路づくり」

 2000年、兵庫ブロック協議会会員会議所会議において、私たち(社)姫路青年会議所が(社)日本青年会議所主催の全国会員大会開催に向けての招致活動のご承認を頂きました。その場に立ち会った多くのLOMメンバーは兵庫ブロック内メンバーの友情に感謝するとともに責任の重さを共有しました。あのご承認頂いた感動と、まちづくりの発表の場としての全国会員大会誘致という夢を持ち続け実践していく情熱、を後々のメンバーに伝え続けることが我々の責任と考えます。

 姫路のまちはどんなまちでしょう。どんなまちにすればいいのでしょう。さぁ、一人ひとりが自らのこととして考え、思いめぐらせて下さい。同じ目標を持つ全国の仲間に私たちのまちづくりを発信し、明日を語り合うことが「姫路づくり」です。私たちが愛し誇りに思うまちに、より一層の郷土愛を抱き、姫路のグランドデザインを描きましょう。

 

若者(JAYCEE)らしい無駄をみつけよう!

 私たちの青年会議所運動においても、昨今のIT革命の恩恵を受けている反面、情報化社会を背景に顔の見えない交流に一層の拍車がかかってきたように感じます。だからこそ、2001年は、FACE to FACEの若者(JAYCEE)らしいフットワークを生かし、人と人のコミュニケーションのあるべき姿を見つけようではありませんか。

 高度な情報化を道具として有効活用しながらも、「効率化重視」という観点から少し距離をおき、人間らしさという数字や関数に表現できない「無駄」も時には見つめ直す時代なのかもしれません。もっともっとメンバー同志が喜怒哀楽をともにし、価値ある無駄を見つける!それが若者(JAYCEE)にとって大きな財産になると確信します。

 

〈重点事業〉

@「姫路づくり」「創立45周年」に関する事業

A活き活き活気溢れるまちをめざす事業

B国際、青少年に関する事業

Cひとづくりに関する事業

 

@「姫路づくり」「創立45周年」に関する事業

 姫路づくりの発表の場としての全国会員大会誘致に向けて、過去に描いた姫路の将来像を検証しながらあらためて5年後、10年後の姫路のグランドデザインを描き、この45周年を節目にその一歩を踏み出していきましょう。45年の歴史の中で、(社)姫路青年会議所が活動してきた歩みを市民、行政、企業の方々に再認識していただく場として、また、各地青年会議所、シニアの方々に、45周年の感謝の気持ちを込めておもてなしの場として式典を企画いたします。

 創立以来の(社)姫路青年会議所に携わったメンバー諸兄が一堂に会し、今まで辿ってきた道を誇り合い、そして全国会員大会誘致に向け、具体的計画を内外に示し、自信を持ち、前を向いてはつらつと明るく歩いていきましょう!

 

A活き活き活気溢れるまちをめざす事業

 今まで、過去に築いたまちづくりネットワークを整備し、さらにステップアップさせ次代にあった姿を追求したいと思います。活き活き活気溢れるまちをめざすための手段としてアワードを継続し、そしてさらなる発展を目指すために、広報活動を通してアワードや(社)姫路青年会議所を認識してもらうことによって、アワードの権威を高め、参加意欲を高揚していきたいと考えます。

 また、21世紀を担う青年経済人の団体として、地域経済の活性化に取り組みたいと考えています。人・情報・金・ものが循環する社会システムを構築すべく、未来に夢が持てる、活き活き活気溢れるまちをめざして、事業を展開していきます。

 

B国際、青少年に関する事業

 現在、世界はグローバルからボーダレスと言われる時代になりました。アジアの経済大国、日本の役割と責任と真価が問われる時でもあります。今、私たち、日本人にとって、人と人とのこころの通い合った国際交流が必要であると思います。(社)姫路青年会議所として過去に数々の事業を実施し、まちの国際化に貢献し、外国の方とのネットワークも拡げてきました。この資産をもとにさらに地域に主眼をおいた国際化を推進していきます。

 21世紀の地球や地域の発展を考える上で、次代を担う子どもたちへの教育は欠かすことはできません。また、私たちには、この子どもたちにかけがえのない、豊かで平和な地球を引き継いでいく義務があります。そこで、過去の事業を検証し、青少年を対象とした「地球益」に根ざした事業を通して、地球環境に対する意識の普及を地域から世界へと拡げていきます。

 

Cひとづくりに関する事業

 ひとりでも多くの一生の友達ができ、JC活動が益々楽しくなるような出会いが増えるような環境づくりが大切だと思います。参加しやすく、わかりやすい会員相互のコミュニケーションの場、会員個人の啓発の場を提供し、メンバー一人ひとりが進んで元気良くJC活動に参加できるよう、また、一人ひとりが「熱い思い」をもって行動していただけるよう、「心のこもったひとづくり」を目指します。

 全国会員大会誘致に向けて、より一層シニアとの交流も盛んにしたいと考えます。

 会員拡大はネットワークを積極的に利用し、今以上に魅力ある組織づくりやひとづくりに努力し、真剣に取り組み新しい元気のある仲間を増やしていきます。

 

〈おわりに〉

委員会は青年会議所活動の源です。

この源の成功なくして成果はありません。

たった一言、発言する勇気を持って下さい。

そこからあなたの委員会が出発するのです。

はつらつと、明るく「夢」を追いかけよう!

「きっと何かが、みつかるよ。」

 

会員の皆様のご協力とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます