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2月例会 理事長挨拶

みなさんこんばんは!

 前日から降り積もった雪。凛と張りつめた空気。そんな雰囲気の中、2003年度(社)日本青年会議所の京都会議は幕を開けました。

 私も、1月16日の木曜日から専務理事、理事長セクレタリーの2人とともに京都に入りました。毎年京都会議には参加しておりますが、今年の京都会議は今までとは違う緊張感をもって臨みました。それは当然、(社)姫路青年会議所の理事長としての責務を果たさなければならないということもありましたが、それと同時に、米谷副会頭の出向元LOMであるということ、そして2005年全国会員大会の主管LOMであるということ。この二つの看板を背負っての京都会議ということで、今までとは違う、これまでの理事長が経験したものとは違う京都会議を経験させていただきました。

 日本JCの様々な委員会や会議、また日中友好の会の役員会や歴代副会頭会議、セネタークラブなど、今まで垣間見たこともない所にお邪魔させていただき、米谷副会頭への支援、姫路の全国大会へのご指導をお願いしながら、いかに姫路JCに対する注目度があがってきているか、姫路JCへの期待感が膨らんでいるかをひしひしと感じずにはおれませんでした。しかしこのことは、逆に言うと日本青年会議所がそれだけ我々にとって身近な存在になっているということであり、さらに言うならば、我々は日本JC運動の一端を担うLOMになっているということなのです。

 兵庫ブロックのLOMのメンバーから、あるいは姉妹JCである唐津JCのメンバーから、「全国大会がんばってよ。なんでも協力するから。」というお言葉を頂く時、また今まで姫路と縁もゆかりもなかったメンバーから「私は2005年姫路で卒業します。素晴らしい全国大会になるよう期待しています。」という声をかけていただく時、我々がこれからしでかそうとしている事の重大さに改めて身震いするほどです。

 京都会議のみならず、これからいろいろな大会には姫路JCのメンバーとして、日本JCの重要なファクターを担うLOMのメンバーとして、どんどん出かけていきましょう。そして、日本JCの運動に参画しながら、運動を盛り上げていく担い手になっていきましょう。我々にはそれだけの期待がかかっているわけですし、その期待を十分に実感しながら、そしてそれをひとつのモチベーションとして、我々が目指すまちづくり運動に活かしていきましょう。私も理事長として、全国いや世界を米谷副会頭と二人三脚で駆け巡りたいと思います。そしてそんな出かけていった先で見るLOMメンバーの顔が、LOMメンバーのがんばっている姿が、理事長として一番の安らぎにもなりますし、また私自身のエネルギーの源にもなります。そんなことを感じた京都の四日間でした。

 さて、本日は新入会員歓迎例会ということで恒例の新入会員による3分間のスピーチを行っていただきます。スピーチについて日産のカルロス・ゴーン氏はこのように言っています。「スピーチとは3日も経てば、話の90%は忘れてしまうものだ。聞き手が覚えているのはスピーチしている人の態度や迫力、雰囲気なのだ。」これはスピーチの真髄を言い当てていると思います。スピーチとは、その内容を説明するごとく喋るものではなく、本来スピーチとは、その人の想いや信念がその人のキャラクターとともに音声として出て行くものであるはずなのです。日本の政治家の答弁や企業のトップの記者会見などがいかにスピーチに値しないものであるかは、原稿の棒読みに終始しているその退屈な姿勢そのものが物語っているわけですが、そこにはスピーチとして本来最も重要であるはずの、想いや信念も伝わってきませんし、話し手のキャラクターさえもまったく垣間見ることができないわけです。

 一方、ソニーの出井氏は、専属のスピーチライターを雇っているとのことです。しかもそのスピーチライターとはアルゼンチンやスペインの大統領選などのアドバイザー役を経験したフランスの社会心理学者で、単にスピーチの原稿を起こす人ではなく、聞き手によって最も有効な働きかけをできるスピーチ全体の演出を助言する役を担っているとのことです。それだけソニーはスピーチというものに重きをおいているということであり、スピーチの効果というものを深く認識しているということだと思います。

 我々も企業のリーダーとして、また地域社会のリーダーとして、聞き手の心を動かすスピーチというものを大いなる武器として活用していかなければなりません。

本日の3分間スピーチで、新入会員の想いや信念がそれぞれのキャラクターとともに限られた時間の中で十分に伝わってくることを是非楽しみにして聞きたいと思います。聞き手となるメンバーの皆さんも是非それぞれの好奇心を動かして、この貴重な3分間スピーチ例会を思い存分楽しんでいただきたいと思います。

本日もよろしくお願いいたします。