みなさん、こんばんは。

 先日の日曜日に大雨が降りましたが、それ以降爽やかな天気が続いており、いよいよ梅雨も明けたかなぁと思っている今日この頃です。

 さて、この6月、7月にかけてもいろいろな事業が行われました。

松本委員長率いる文化交流委員会が行っている屋台会館建設に向けた署名活動ですが、本当に大変な労力をかけてがんばっていただいております。賛否含めて様々な反響を呼んでおり、事務局にもいろいろな電話がかかってきております。いろいろな所で問題も醸し出しておりますが、それだけ今回の事業が議論を呼ぶ下地になったということであり、この署名をきっかけに屋台会館というものを真剣に考えてみる雰囲気が広がっていくのではないかと考えております。

 また、6月1日には北村委員長率いるスローライフ推進委員会が「ひめじBRABRA−DAY」を開催しました。自転車そしてスローフードということで、本当にゆったりと充実した一日を過ごすことができました。また、たくさんの人にご参加いただくこともできました。とりあえず実践してみる、そしてどんなことが青年会議所として提案できるか、これからもさらに委員会の中で探っていただきたいと思います。

 そして、いよいよ次年度の新入会員に対する入会面接も始まりました。坪田委員長代行率いる総務委員会が拡大の取りまとめをしていただきがんばっていただいておりますが、本当に苦戦しております。私も理事長としてじくじたるものがある訳ですが、なんとかもうひと踏ん張りがんばっていただきたい。どうか再度自分の周りを見渡してみていただき、対象となるような方がいないかどうか今一度考えていただきたい。あまり時間はありません。しかし、まだまだ最後の最後まで諦めたくはありませんので、何卒よろしくお願いいたします。

 そして、嬉しいニュースも飛び込んでまいりました。この7月5日に2004年度(社)日本青年会議所の会頭として、我らが直前理事長米谷 啓和君が内定をいたしました。坂上委員長には珍しくタイムリーにホームページにアップいただきましたし、また、各新聞にも記事として掲載されました。会頭職は当然米谷直前理事長が担っていかれるわけですが、しかしあくまでも(社)姫路青年会議所として会頭を出向させていただくということですから、LOMとして全面的に支援をしていかなければなりません。一方、早々と姉妹JCである唐津JCやスポンサーJCである西宮JCからも支援表明をいただいております。これはこれまで先輩諸兄が培ってきた深い友情の賜物であると同時に、出向というものがLOM全体を巻き込んだ一大事業であることを物語っております。そしてそんな中いよいよ明日からサマーコンファレンスが始まります。私もいろいろなLOMあるいは日本の委員会などにご挨拶に回りますが、皆から注目されているということをひしひしと感じながら行かなければならないのであろうと予想しております。皆さんも今一番注目されているLOMであるということを謙虚に受け止め、くれぐれも中華街あるいは曙町あたりで失態をさらけ出さないようにお願いいたします。

 6月20日から、村井委員長率いるこころの教育実践委員会がこころの教育事業として、的形小学校の6年生を対象に絵本を創る事業を開催しており、第3回目が終了いたしました。私も授業にお邪魔させていただいておりますが、真っ白な画用紙の上に、物語を考え、その物語に沿った絵を描いていくということは、思ったよりかなり難しいことです。頭が堅くなってしまった大人には発想そのものがちっとも浮かんできませんし、ただ画用紙の前で微動だにできない状態に陥ってしまうわけですが、しかし小学生はスラスラと物語を展開していき、色とりどりの絵を画用紙いっぱいに描いていくのです。改めて創造力の違いを感じさせられるわけですが、唯一副委員長の高原君だけは、小学生に混じって、小学生と同じペースで絵本を創り上げていく様には感心させられました。頭の柔軟性は小学生と一緒、頭の外見はちょっと違う・・・みたいな感じでしょうか。

 しかし子どもの創造力というものは、単に発想力にだけ向けられるのではなく、人に対する思いやりであるとか、人の痛みが分かるであるとか、また隣の国のことも自分の事のごとく考えられるとか、そんな方向に自然と向けられ、醸成されるものであると思います。最近続く凶悪な少年犯罪を見るにつけ、少年の創造力の欠如というものが如実に出ているのではないか、やはり戦後の教育は何かしら間違ってきてしまったのではないかと感じずにはいられません。鴻池大臣が失言で謝罪する場面がありましたが、あの発言も、増加する少年犯罪に対するやるせなさあるいは苛立ちから生じたものであり、罪は罪であるという基本的なことが教えられない教育に対する、あるいは明々白々としない教育現場及び司法現場の体質に対する怒りであると私自身は受け取りました。教育問題はある意味青年会議所の真髄であり、教育基本法など教育の根幹に関わる改革については国家青年会議所である日本青年会議所が、またそれぞれの地域の教育現場における改革は我々LOMが担っていき、連携しながら教育そのものを変えていく必要性を痛感する次第です。

 さて、本日の例会はそんなこころの教育を実践している村井委員会に設営をいただきました。今までにない場所の設営であり、委員会のカラーが色濃く出た設営になっているのではないかと考えております。

 星を見ると何かしら気持ちが落ち着いたりします。それは、星の瞬きにも過ぎない人の人生のはかなさを感じるとともに、自分の悩みや躓きがあまりにもちっぽけなことであると教えてくれるからでしょうか。それとも、何百年、何千年、何万年もの時を経て、我々のもとに伝えている輝きに対し純粋に感動するからでしょうか。はたまた広大な宇宙を実感させ、その宇宙の中に位置する自分を意識することにより、神と呼ばれる偉大な力、存在を認めざるを得ないからでしょうか。

 本日の例会では、どうか日ごろの雑念やもやもやを振り払い、こころ静かに星を眺めながら、また本当に大切なもののひとつでも探してみていただきたいと思います。

 どうか本日もよろしくお願いいたします。