私たち(社)姫路青年会議所は『循環のまち姫路』をテーマに本年度『スロー』という言葉を掲げました。スローというのは、イタリアのBRAという田舎町で、消えつつある伝統的な食材や料理、地元の質の良い素材を提供する小生産者を守り、子供たちも含めた消費者に味の食育を進めることを目的とし、「スローフード」という言葉が生まれました。その後、現在の食生活も含め、生き方を見直し、これからの人生、生きるスピードを少し緩め、ゆったりと日々の暮らしを楽しもうという『スローライフ』な価値観が叫ばれるようになりました。
そのような中、『ひめじBRABRA DAY』では、私たちも姫路に住んでいる人々とともに、姫路のまちをスローな移動手段である自転車で走り、普段自動車で何気なく走っている道路、通らない路地などを見ていただき、昔懐かしいものを再発見し、また手作りでの料理を楽しみながらコミュニティがあふれ、心安らぐ休日にしていただければと考えております。
何事も結果が全てではなく、プロセスの中にも大事な意義があるというスローの価値を認識していただき、ファストでないといけないもの、スローでもいいものを両立し、これからの生活にゆとりが持てるように、これからのライフスタイルがすばらしいものになるようにと願っております。