2022年08月10日(水)【環境意識変革計画⑦】「プラ削減に独自の5Rキャンパス宣言!東京農工大による未来のための挑戦!!」

皆様こんにちは!公益社団法人姫路青年会議所 未来環境創造委員会の田中建次です!

持続可能な住みよい姫路のまちの実現のために、環境について皆様と一緒に学んでいく場を作って参ります。

 

第7回目の今回は、前回に引き続き、東京で取材をしてきました!

今回はこちらです!!

国立大学法人 東京農工大学です!!!

そうなんです!企業でなく、大学です。

 

東京農工大学は、学校創立から100年以上の歴史のある学校なんです!

独自の5R取組をされており、皆様がこれまでに学んだ5R(リサイクル、リデュース、リユース、リペア、リフューズ)から派生した取組をされています。

さらに!!

プラスチック削減のための取組を学生や職員の方を初め、学校全体で取組んでおられます。

私たちにとって、身近な取組をされていますよ!!

 

東京農工大学の皆様。

お忙しい時期にも関わらず、お出迎えから取材・学内案内をいただき、本当にありがとうございます!!!

歴史ある建物に福永委員長、少し緊張気味です!!

素晴らしいお部屋もご準備いただき、ありがとうございます。

それではお話を伺いましょう!!

 

福永委員長 : 過去最多人数でのお出迎えで恐縮です。またこんなにすごい部屋で本当に緊張します💦

それではいつも通り早速ですが、何故この取り組みを始めましたか?

 

東京農工大学 : 本学では、マイクロプラスチック汚染について早くから研究を続けてきた研究者を代表者とする農工融合の研究チームを2018年度に発足させました。プラスチック汚染に関しての近年の国際的な動向を踏まえ、この研究チームの取組を核に、2019年8月9日の「農工大プラスチック削減5Rキャンパス」を宣言し、全学的に取り組んでいます。

「農工大プラスチック削減5Rキャンパス」活動は、我が国の「プラスチック資源循環戦略」3R(リデュース、リユース、リサイクル)+リニューアブル(再生可能資源への代替)に、リサーチ(研究)を加えた5R活動です。

なお、本学では、本取組を地球規模の諸課題を解決する研究大学としてのミッションと位置付け、持続可能な社会づくりに貢献していきます。

福永委員長 : 壮大なミッションですね!非常に心強い位置づけです。他の取り組みでは取り組みの認知向上が課題として上がることが非常に多いですがそちらはいかがでしたか?

 

東京農工大学 : 「農工大プラスチック削減5Rキャンパス」を宣言するにあたり、記者会見を実施してHPやマスコミ取材等を通じて情報発信をした結果、学外から多くの反響が得られており、学内でも取組内容が浸透しています。

 

福永委員長 : なるほど、認知は抜群ですね。確かに我々もニュースでこの取り組みを知りました。取り組みを始めた際の最初の目標は何でしたか?

東京農工大学 : 2050年石油ベースプラスチックゼロに向けて、課題解決のための新素材の創生等を含めた研究の推進、プラスチック削減策(マイボトル用給水器設置によるペットボトル削減、生協購買部等の学内販売におけるレジ袋の削減、大学ノベルティグッズからのプラスチック削減への取組)、教育活動を通じた次世代の育成、社会貢献活動を通じた普及啓発活動に取り組むことです。

 

福永委員長 : 目標通りに動けているという状態ですね。素晴らしいです。取り組む事で学校として明確なメリットはありましたか?

 

東京農工大学 : 他大学に先駆けて本取組を開始したことで、メディア等でも度々紹介され、学外から多くの反響をいただくなど、先進的な取り組みを実施する大学として認知されました。

また、東京都と連携協定を締結し、東京都が環境にやさしい社会を作ることを目的に設置している「チームもったいない」にも国立大学として初めて参加しました。

https://www.tuat.ac.jp/outline/executive/5rcampus/

 

福永委員長 : 確かにメディアでの取り上げられ方はすごいですよね。いくつも記事を拝見しました。また東京都との連携というのも凄いですね。取り組む事で学校としてデメリットはありましたか?

 

東京農工大学 : 特にありません。

 

福永委員長 : 取り組みを継続する上で何か問題はありましたか?

 

東京農工大学 : 取組としては特にありませんが、本取組を学生主導で推進していくための団体「農工大プラスチック削減5Rキャンパス学生ボランティア隊」(現在は「農工大プラごみ減らし隊」)を募集し、2020年2月から学生7名で活動を開始しましたが、開始後間もなくコロナ禍により活動ができない状況が続きました。

現在は「学生便覧」に掲載する給水器設置場所の案内作成、東京都環境局主催のウェビナー「Let‘s 使い捨てプラ・食品ロス削減 Good For Earth ~少しいいことはじめよう~」に登壇するなど、可能な範囲で活動を再開しています。

福永委員長 : コロナの影響は様々な所に及んでいますね。残念です。取り組むことで学生や教員の環境への意識は変わりましたか?

 

東京農工大学 : マイボトル用給水器設置により、教職員も学生もマイボトルを使用する人が増えています。

また、大学生協購買部でのレジ袋の使用枚数は、取組開始前が70,000枚/年だったところ、700枚/年まで削減(2020年10月現在)されており、「レジ袋をもらわない」、「マイバックを持参する」ことが当たり前になっており、取組の成果がでています。

福永委員長 : 素晴らしい結果ですね!取り組みに関して、今後新たな目標などがあれば教えてください。

 

東京農工大学 : 本取組に加えて、「農工大カーボンニュートラルワーキング」を設置し、2050年までのカーボンニュートラル達成に向けた活動を推進することとしています。

 

福永委員長 : 本当にすごいレベルでの取り組みですね。最初から最後まで驚きの連続でした。本日は貴重なお時間いただきましてありがとうございます。

 

このような環境への取組を知り、私たちはどのような行動に移すのか?

持続可能な社会の実現の為に何を学び、どのように行動していかなければならないのか?

様々な取組を取材することで一緒に学んでいきましょう!!

 

次回は公益社団法人姫路青年会議所の会員企業にお邪魔して、環境の取り組みを取材したいと思います。

 

更新は9月10日です。

お楽しみに!!

 

~過去の記事はこちらから~

 

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