ヒメプラ的パソコン我が儘導入法
パソコン導入当初から高邁な理想を持ってパソコンを会社で購入してもらったのではなく、「JCの資料作成のためにパソコンを購入した」というのが本音ではあるのですが、徐々に「これは仕事にも便利に利用できるな」と感じ始めました。
樋口さんのような鮮やかなテクニックで、適切な書類をタイミングよく提示できるようになりたいというのが、私の「パソコン導入法」のスタートであったわけです。
少し時間は戻りますが、JCではいろいろな資料づくりに大活躍をしてくれた私のパソコンでありましたが、当時の私の会社での仕事は、「見積を書く」とかいう直接それを利用できそうなものではなく、どちらかといえば経営企画的なものでした。
LOTUS123を買ってきて経営シュミレーションを入れてみたりして、いわば練習をしていた時期であったわけです。
現在でこそ180名の社員の三分の二にパソコンが行き渡るようになりましたが、そのきっかけというのは私の「新しい物好き」にありました。今ももちろん、どんどんと新しい機種が新機能を搭載して発売されるわけなのですが、これが出るとすぐに欲しくなりまして、これを買いに行くと前の機械が余ってしまうわけです。
もちろんその時々で、まだまだ使える機種であるわけですから捨てるわけにもいかず、幾名かの「パソコンなんて使いこなせませんよ」という社員が多い中、マニュアルを付けて渡してあげました。悪い癖なのでしょう、半年に1台というペースで、新しいものが出たらすぐにぱっと買ってしまうということを繰り返している間に、どんどんと台数が増えていきました。
この段階ではまだ、私の仕事に関連した社員のみにパソコンの導入が徐々に進ん
だ程度で、一般の事務や営業にパソコンを応用するというところまでは至っていま
せんでした。そのような中、姫路JCで高度情報化委員会や産業情報委員会などで
実施されたパソコン教室にもちょくちょく参加させて頂いたりしている内に、社内
の台数も徐々に増え、またソフトも随分と使いやすくバージョンアップされ、ハー
ドも高速化し、便利な用途がどんどん拡大していきました。
人事部が導入した給与計算のパッケージソフトなどは、その直接利用はもちろんの
こと、賞与査定のシュミレーションに威力を発揮したりしました。この辺りで社内
でも「パソコンの活用方法」というのを真剣に考えはじめたのではないかと思いま
す。
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