まちづくりのグランドデザイン

「循環のまち 姫路」

創造へのシナリオ







   20世紀に入って人間の社会的・経済的活動は飛躍的に発展しました。それにより長い間求め続けてきた<ものの豊かさ>は実現したものの、それが<こころの豊かさ>の実感につながったでしょうか? もしそう感じられないとすれば、それは地域や教育や経済などさまざまな場面で、人や情報、もののサイクル(循環)がどこか詰まったり滞ったりしているからではないでしょうか? さらには地球温暖化やオゾン・ホールなど、私たちの生存基盤そのものの「地球」の循環にも限界があることが分かってきました。
 そこで、(社)姫路青年会議所は創立45周年を迎え、「つながり」や「ささえあい」の機会や場づくりの視点から21世紀の新しい姫路づくりをここに提言し、まちの人・情報・もの・金・サービスの循環をいっそう進めるとともに、さらに大きな地球の循環と人間社会の循環の仕組みとの調和に向けて動き始めることを誓います。   








             『どんな大きな社会運動も、始まりは一人だった』

         ・・・マーガレット・ミード(アメリカの社会学者)



2001.6.22

社団法人 姫路青年会議所