2013年度
2013年度

第57代理事長候補者

【氏名】大西 浩二(おおにし こうじ)

【JCにおける経歴】
2005年
入会
研修委員会委員 大会広報委員会委員
2006年
経営力開発委員会幹事
2007年
拡大・交流委員会副委員長
2008年
姫路のアイデンティティ創造委員会委員
2009年
大和心伝承委員会委員
(兵庫ブロック)副会長セクレタリー
2010年
青少年育成委員会委員長
(兵庫ブロック)27未来ビジョン会議委員
2011年
つながり室室長
2012年
副理事長
理事長所信

使命に燃えろ ひかり輝く未来のために

【はじめに】
 公益法人制度改革に伴い、2012年6月22日、社団法人姫路青年会議所は創立56周年の節目と共に公益社団法人へと生まれ変わり、新たな歴史の第一歩を踏み出しました。このことは、1957年の創立以来、数々の試練や困難を乗り越え歴史と伝統を刻みながら、姫路青年会議所をここまで繋いで頂いた先輩諸氏、関係各位の皆様の温かいご支援の賜物であります。ここにあらためて心より御礼を申し上げます。
 現在というこの瞬間は、多くの先人たちがその時々を懸命に生き抜いてきた、時間の積み重ねの上に存在しています。そしてこれからの未来は、今という時間に積み重ねる、私たちの行動の一つ一つが形づくっていきます。まずは私たち一人一人がその認識と覚悟を持ちましょう。現状に対する問題提起、未来への展望を持ち、青年らしい正義感で理想に満ちた未来像を具体的に描き、常に最善を尽くし続けることが私たちの使命であり、次世代にまでひかり輝く未来を繋いでいくことができるのです。
 この公益社団法人姫路青年会議所が、いつまでも姫路のまちや人にとって、なくてはならない存在であり続けると共に、会員である私たちにとっても有益で、自らを成長させられる組織であり続けるよう、あらためて青年会議所の本質と使命を再認識し、行動に移していく一年にしていきましょう。

 

【LOM運営基本方針】
 2013年度は公益社団法人格を取得した姫路青年会議所にとって、次なる時代に向けた新たなスタートの年「公益元年」となります。私たちは、今後更に変化の大きな、スピードの速い時代に突入していく中で、効率の良い公益組織運営のシステムを確立し、一歩先の時代の流れを掴みながら、多くの市民の方々と共に、確かな歩みを進めなければなりません。私たち一人一人が社会の担い手であり、自立した個人でなければならないこと、そして人が人を思いやりながら、互いに助け合い共に行動する、つまり共生・協働が「ひと」と「まち」の大きな力になることを再認識し、実践していきましょう。

 

・“ 夢ふくらむ姫路創造プロジェクト” 2年目の進化
 2011年度、( 社) 姫路青年会議所の中長期的な運動指針として“ 夢ふくらむ姫路創造プロジェクト” が策定され、2012年度はその具体的な行動プランに沿って、自分たちの魅力を知り、“ 姫路らしさ” 溢れるまちづくりを目指して行動してまいりました。公益社団法人への移行を終えた今、私たちは公益性と透明性のある組織を目指すことで、更なる大きな成長の機会を得ています。この転機に、単年度制による常に溢れる若さと情熱だけではなく、組織として具体的かつ効果的に歩みを進め、中長期的視点に立ったビジョン“ 夢ふくらむ姫路創造プロジェクト” に則って、2 年目の進化を果たしてまいります。
 また、これまでの足跡を振り返りつつ、現在の私たちの活動・運動が、どのような効果を得られたか検証を重ね、広く発信していく必要があります。将来を見据え、しっかりと育て、そして次代に伝えていくことが、常に未来を切り拓かんとする青年会議所の使命であり、それこそがJ C 運動なのです。

 

・使命に燃えるJAYCEE
 青年会議所への入会動機は様々です。きっとそれぞれに、入会することで自分に何かを得たいと考えたことと思います。多種多様な背景を持つ、多くの同志とのかけがえのない出会い、そして幅広い経験の機会は、様々な価値観との出会いでもあり、自己成長の源となる刺激に溢れています。しかし、求めるだけでは何も与えてくれない団体がJ C です。つまり、J C を通じて何ができるかを自ら考え、積極的に行動するからこそ、かけがえのない出会い、自分に有意義な時間や経験、そして成長を得ることが出来るのです。
 また、青年会議所には世界にも広がるネットワークがあり、様々なステージへの出向の機会があります。広い視野と感性を育み、世界中で友情を築くことができる、この貴重な機会を積極的に活かしていきましょう。
 人生最後の学び舎と言われる青年会議所で、人生の成長期とも言える40歳までの時期に、より大きく成長を果たすことが、私たちがJ A Y C E E であることの大きな意義の一つであり、価値であると考えます。役職や立場を越えて共に切磋琢磨し、刺激し合い、学び合いましょう。そして、会員同士や他LOMとのつながりをより深め、より楽しく、意義深い青年会議所活動にしていきましょう。

 

【2013年度重点事業】
1.ひかり輝くひとづくりに関する事業
2.ひかり輝くまちづくりに関する事業
3.使命に燃えるLOMの創造に関する事業
4.7 年連続会員増への挑戦に関する事業

1.ひかり輝くひとづくり
 ひとづくりの主軸の1つとして、次世代を担う青少年の育成があります。私たちは、全ての世代を繋ぐ20歳から40歳までの責任世代であり、時代を繋ぐひとづくりは、青年会議所の大きな使命の一つと言えます。今日の青少年を取り巻く環境は、ライフスタイルの変化、情報の氾濫、個々人の価値観の多様化など、複雑化が進み、それらに端を発した諸問題も発生しています。少子高齢化が進むこの時代に、子どもにとって失われている大切なものを取り戻していく運動が必要です。
 子どもたちの健全な育成に必要なものは、教科書や塾で習う知識だけではなく、親子、仲間同士、世代間、地域間といった人間関係、社会生活から学ぶべきことが大いにあることを忘れてはいけません。現代社会においておざなりになりかけている道徳観や倫理観、優しさや厳しさなどを正しく伝え、未来を託す子どもたちの健全な育成を目指した事業展開を行なってまいります。
 更に、教育という観点において、「地域」「学校」「家庭」の相互の関わりと、それぞれの役割に対する現状認識を深め、今後どのような立ち位置、切り口で青少年を育成すべきかについて議論と熟考を重ね、将来を見据えた一歩を踏み出していきます。そして、行政、企業、団体、市民など、各界各層との積極的な対話を通じてパートナーシップの構築を図り、そこから得る地域の問題や課題、魅力を、具体的に今後の提言・運動に反映させるべく取り組んでまいります。

 

2.ひかり輝くまちづくり
 「姫路ってどんなまちですか? 」と尋ねられたら、どう答えますか。JAYCEE である私たちなら、一度は自問したことがあるはずです。青年会議所は常に、本気で姫路を見つめ、真剣に考える機会を、私たちに与えてくれます。同時にそれらの機会は、地域社会の一員であるという自覚、姫路への愛着と愛情、更には「もっと地域内外に誇れるまちにしたい」という気持ちと意識を育み、まちづくりへ向かわせる原動力になっています。
 私たちが継続して参画しているお城祭りは、姫路への愛郷心に満ちあふれた、市民の市民による市民のための祭典と言えます。その中で行われる事業について、これまで築いてきたネットワークを更に醸成し、夏の風物詩となる事業に昇華させてまいります。そして「ひと」によって創られるひかり輝く「まち」、その「まち」によって育まれるひかり輝く「ひと」という、「ひと」と「まち」のサイクルを生み出していきます。
 また、押し寄せるグローバル化の中で、人と人との共生は、ますます重要性を増しています。私たちの住む姫路においても、世界というグローバルな中で、個性の発揮が問われることとなり、人的、経済的、社会的交流において、世界との繋がりが強まっていくことでしょう。今年度は、自国、郷土、個人のアイデンティティを確立させつつ、多様な文化と価値観を受け入れ、認め合う心、つまり「心の国際化」を推進する運動を展開します。

 

3.使命に燃えるLOMの創造
 2013年度の兵庫ブロック会員大会は、西播磨の地において、龍野・相生・赤穂の3青年会議所合同主管として開催されます。会員大会という大きな舞台で、兵庫県下の多くのJC会員、そして市民と共に、西播磨の魅力を発信する素晴らしい大会になるよう、私たち姫路JCも西播磨4青年会議所の仲間として、大いに協力していきたいと思います。
 また、このような各種大会を主管していくには、何年も前からLOM全体を挙げて機運を盛り上げ、体制を整え、準備を進めていかねばなりません。そのためには将来を見据える力、JAYCEEとしての使命感が必要となってきます。
 今もなお改修工事が続く姫路城ですが、2015年には素屋根が取り払われ、新しく生まれ変わった素晴らしい姿を見学しに、多くの観光客が姫路を訪れるようになるでしょう。その時がお城だけではない、姫路の素晴らしい魅力を感じてもらう絶好のチャンスとなります。2005年の全国大会以降、LOMとしてそんなダイナミックな動きを取れていないのが現状です。来るべきその時に向けて、使命に燃えるLOMを創造していきます。

 

4.7年連続会員増への挑戦
 全国的に会員数の減少という危機的事態が長く続いている中、私たち公益社団法人姫路青年会議所は現在、その年度の卒業生数よりも新入会員数の方が多いという会員増を5 年連続で達成しており、2012年度も6年連続の快挙に向け、鋭意拡大中であります。この事実は会員拡大担当委員会の頑張りは勿論のこと、青年会議所運動の魅力や個人の資質向上において、私たちの活動が多くの青年経済人から共感を頂いている証拠だと思います。
 しかし、今後4年間で実に97名もの現役会員が卒業するという団塊の世代を迎えます。LOMの基盤を保ち、青年会議所運動を広めていくためにも、適正な会員数を確保し続けることが必要です。数年先の組織の有り様を見据え、2013年度も7年連続の会員増を目指し、メンバー全員で新たな仲間を求めて、公益社団法人姫路青年会議所の魅力を伝播していきましょう。

 

【最後に】
 この混沌とした現在を生きる私たちが、将来を先行き不安なものと捉えるか、もしくは、未知の可能性に溢れたチャンスと捉えるかによって、ものの見え方や考え方が変わり、そして行動が変わり、ついには未来までもが大きく変わってしまうことでしょう。公益社団法人姫路青年会議所が、今後更に社会における先導的役割を果たしていくには、組織としての理念・ビジョンと、私たちメンバー個々の志を、常に高く掲げ続けることが大切であり、活動や運動を通じて、どれだけ多くの市民の方々に伝え、共感と参画の輪を広げていけるかに懸かっています。そのためにも、私たちの活動、運動の起点とも言える委員会が、使命に燃えるメンバー全員の、積極的な議論と行動によって活気に溢れていること、そして更には、組織全体が理念・ビジョンでしっかりと結ばれていることが鍵となるのです。混迷を極めている今だからこそ、私たちの力を結集させ、次なる時代に胸を張って引き継げる社会を目指していきましょう。

 

使命に燃えろ  すべては、ひかり輝く未来のために

 

 皆様のご支援、ご参画をお願い申し上げます。

 

組織図