さらに、これからの姫路のまちづくりについての数多くのアイデアをいただき、それらを似たもの同士で整理・分類することで4つの課題を導き出しました。いただいたまちづくりのアイデアにつきましては最終の資料のページに掲載させていただいております。




4つの課題


お役所任せ他人任せのまちづくりではなく、市民一人一人が考え参加するまちづくりには、情報を受け、意見を表明し、議論を尽くすことが必要です。いわば情報が輪のように市民の中を循環することが前提条件になります。


まちを支えるのは人ですが、まちを担うべき大人も将来の担い手たる子供も自信を失い、夢や希望を持てないようになってきています。
現在から未来にかけての姫路のまちを考える際、まちを担うべき人づくりが課題になります。


土地や資源の無駄遣いをして、大量のゴミを出してまち自体に過大な負荷をかけてきています。このあり方が破綻するのは間近に迫っていますから、資源を循環させて有効に使うこと、できるだけ節約することが重要な課題であると考えます。


まちに愛着や誇りがなければ、住み続けることを止めたりまちに対する関心さえも失われますから、まちの個性を見出す、あるいは作る・育てるということが課題になります。


(社)姫路青年会議所は以下の行動をもって
これらの課題に取り組みたいと考えます。






1.姫路の情報がすぐ手に入り発信できる「姫路情報マップ」をもつ多層的な情報循環サイトを立ち上げよう
ポータルサイト<姫路・オ・ミルフィーユ>の立ち上げ 

2.思いやるこころを持ったまちの未来を担う人をつくり、郷土愛に充ちたまちを作ろう
青少年対象の「副読本」による人格形成教育

3.姫路の特色を生かし、地域文化とコミュニティを核としたまちを作ろう
祭・屋台文化の保存・継承と、その研究・情報発信拠点となる「播州屋台会館」建設促進運動の支援

4.青年経済人として資源を節約し循環させるため、まず自らの経営において実践し地域へと広めよう
「環境活動評価プログラム」への取り組み

5.在住外国人との交流を通してまちの国際化をすすめよう
「姫路・ワンワールド(世界はひとつ)・プラン」の実現



6.小学校区を単位として、空き教室や情報ツールを活用して世代を越えた地域の教育力を高めよう
小学校を核にした交流による情報の循環と人づくり「学校へ行こう!」

7.まちをクルマから人に取り戻し、地球への負荷をへらすライフスタイルや地域社会を創ろう
土地・資源の節約とまちの個性を考えた「自転車のまちづくり」